「幸せの価値観は変化する」
これだけ聞くと意味が分からないでしょう。
なので「自分の人生に執着心があるのか」という部分で考えてみると良いでしょう。
「何かに執着しているのかいないのか」ということです。
やはり執着をしていることがあるとどうしてもそれに捉われてしまって、幸せを感じることが出来なくなってしまうだけではなく、良い人生を作っていくためにも障害になってしまう可能性があります。
詳しくご説明していきたいと思います。
自分の価値観は状況によって変化する
「幸せの価値観は変化する」
なぜこんなに回りくどい言い方をしているのかというと、
執着をしているかどうかだけではなく、「幸せの形」というのは年齢や経験と共にどんどん変わっていくことを伝えたいからです。
今まで幸せに感じていたものが感じられなくなってしまったり、逆に幸せに感じるものが増えたりすることはあるでしょう。
当然ながら、小学生の頃の幸せと今の自分の幸せは全然違っているはずです。
成長と共に幸せの形も価値観も変化していくのです。
大切なものも変わっていくということなのです。
どうしても大人になると大きな成長や変化がありませんので、「幸せの形」が変わることを実感することは少ないかもしれません。
長期的にみれば、20代と60代の大切なものは違うでしょう。
しかし子供の頃ほどではありませんが、幸せの形や価値観は徐々に変化しているのです。
その変化に気付くことで、今まで執着をしていたものがもしかしたら本当に大切なものではない可能性もあるでしょう。
自分の価値観の変化に気付いたり、自分の幸せの形を正しく理解しておくことで間違った道へと進むことを防いでくれます。
本当は大切ではないものを大切にして、大切なものをおろそかにしてしまっているということはよくある話です。
「失った後に大切さに気付いた」という経験をしたことがある人もいるでしょう。
それほど自分が大切にしているものや幸せの形というのは分からなくなってしまうものなのです。
そして変化をすることに気付くことが出来ないものなので、まずは自覚をして幸せの価値観は変化をするということを知ることが大切なのです。
自分の人生に執着心があるのか
「自分の人生に執着心があるのか」
これもとても重要な問題です。
やはり執着をしているものがあると、それに捉われてしまって苦しむことになってしまいます。
執着の中で最も自分が苦しんでしまうのが「恨み」です。
「恨む」ということはその相手に自分の意識を奪われてしまうことでもあります。
それ以外考えられなくなってしまうのです。
それ以外でも一つのことに取り憑かれてしまって、執着をしてしまうことは思考を停止させて幸せへの道はかなり遠くなってしまいます。
- 良い大学へ入らなければダメだ
- 企業へと入社しなければ生きる意味がない
- 成功しなければ生きている価値がない
- 結婚出来ない私はダメ人間だ
様々な執着の形があります。
これら全ては出来なくても全くダメはありません。
出来なくても幸せに生きている人はいますし、幸せの形や成功の形なんていくらでもあります。
執着というのは基本的に出来ないことに対して、それが出来るようになるまでどうしても抱えてしまう感情です。
「出来ないことに挑戦をして、自分を成長させて出来るようになるまで努力をする」
ということはとても素晴らしいことです。
そして執着をする前の目指し始めた頃は、「挑戦をして成長をして、成功したい」という気持ちで始めたはずです。
しかしいつしかそれが執着へと変わってしまって、自分を苦しめることになってしまうのです。
一度、執着が始まってしまうと正しく判断が出来なくなってしまったりパフォーマンスも下がってしまうので、更に成功への道は遠のいてしまうのです。
その結果、「更に執着をする」という悪循環になることもあるのです。
「執着をする」と「一つのことに打ち込み努力をする」というのは紙一重です。
しかし大きな壁があります。
それは、「常に前を向き、更に自分を高めていこうと思っているかどうか」です。
その部分を履き違えてはいけません。
人生に執着をしているものがあると、幸せも成功も遠のいてしまいます。
もし執着をしているものがあるのなら、一度立ち止まって考えてみてください。
それは「本当に幸せなのか、そして自分にとってどれだけ大切なことなのか」ということを。
冷静になって判断をすることで執着心がなくなり、本当の意味で前に進んでいくことが出来るでしょう。
人の価値観は変わりますし、変えられます。
それをしっかりと覚えておきましょう。
自分の価値観は「変化を受け入れる」ことで更に良い幸せの形へと変えていくことが出来る
自分の価値観は変化しますし、自分自身で変えていくことが出来ます。
自分の価値観を変化させるために最も大切なことは、「変化を受け入れること」です。
変化をすることは必然であり、ずっと同じではいられません。
今の自分に執着をせずに変化をすることを受け入れることで人は更に大きな幸せを手に入れることが出来るのです。
自分の価値観が変わることが良いことだと思えない方もいるかもしれません。
しかし、「自分の価値観」というのは「自分が最も大切にしていること」と言っても良いでしょう。
「最も大切にしていることを手放す」ことなんて出来るはずがありませんし、それがなければ幸せではないと思ってしまうでしょう。
しかし幸せの価値観が変わるというのは「大切なものを手放せ」と言っているわけではありません。
幸せの価値観が変わる時というのは、「今の自分が思っている幸せよりも大切なものがある」ということに気付いたときに幸せの価値観は変わります。
「今までの自分は小さいことにこだわっていた」と気付きを得た時に幸せの価値観は変わるのです。
それは、更に良い幸せを感じたときに幸せの価値観が変化するのです。
それは更に良い自分の人生の形に気付いたということなので、大きな成長だと言えるでしょう。
幸せの価値観の変化=自己の成長
ということになるのです。
ですから、「学び成長」をすることで「幸せの価値観の変化」につながるということです。
確かに「幸せの価値観が変化する」ということは今まで自分が大切にしていたことや今までの自分を否定することになってしまうので、とても大きな抵抗があるかもしれません。
ですが今までの自分よりも更に良い幸せが見つかるということ、更に高い次元の幸せを見つけるということなので今の自分よりも良い人生を作っていくことが出来るということです。
今までの自分にこだわるということは執着であり、苦しみが生じてしまいます。
幸せの価値観が変化をしていないのであれば、もしかしたら今の自分に満足をしていないのではありませんか?
もし満足をしていないのだとしたら、今までの自分の幸せが今は幸せだと感じていない証拠です。
徐々に幸せの価値観が変わり、変化をしなければいけない時期に来たということサインです。
その時に来たと思った方は、幸せの価値観を変えるためにまずは自分が本当に大切にしているものは何なのかを考えることを始めてみましょう。
そこからあなたの成長は始まり、新たな人生が始まるのです。
まとめ
幸せの価値観は変化します。
それは時間と共に、時代と共に変化します。
そして歳をとることにも変化をします。
ずっと同じではいられないのです。
ですから「変化を受け入れる」ことで学び成長していくことが大切なのです。
子供の頃と同じような価値観で生きることは出来ませんし、それでは成長していないことにもなってしまいます。
自分が今、感じていることがあるはずです。
「変わっていかなければいけない」部分には気付いているはずです。
逆に変わらなくても良い部分もありますし分かっているはずです。
「今の自分の人生の価値観」に執着をするのではなく、更に幸せな人生を作っていきましょう。
変化を受け入れて、学び成長していくことであなたの人生は幸せな人生を手に入れるための大いなる第一歩を踏み出すことが出来るでしょう。
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