幸せにな人生を作るためには4つのステップを一つ一つクリアしていく必要があります。
ここではその4つのステップをまとめていきたいと思います。
幸せな人生への4ステップ
現在抱えている悩みを解決し、心の平穏を保つこと。
自分がどんな人なのか、自分が何を求めているのか、自分のすべき事を理解すること。
愛する人、好きだと思えるもの、自分の居場所を見つけ、自分自身を愛せるようになること。
理想の自分に向かって日々行動し、成長し、イメージした自分を現実化していくこと。
この4つのステップをクリアしていくことで人は幸せに近づいていくことが出来るのです。
STEP 1 悩みを解決すること
最初のステップは、「悩みを解決すること」です。
幸せな人生というのは欲しいものを手に入れることでもなく、夢を叶えることでもありません。
幸せな人生に最も必要なことは、「大きな悩みや不安を抱えておらず、心の平穏が保たれていること」にあります。
ですからこの最初のステップの「悩みを解決すること」をクリアしただけでもかなり幸せな人生を手に入れることが出来ます。
もちろん悩みを解決しただけでは完璧な幸せを手に入れられるではありませんが、8割の幸福は手に入れることが出来るでしょう。
それほど大きな悩みや不安がないということは人生においてとても大きな問題なのです。
しかし悩みというのは解決しても環境や状況によって別の悩みが生まれてくることもあります。
時代の流れや歳を重ねるごとに悩みの種類は変わってきますし、環境の変化によっても新たな悩みというのは生まれてくるものです。
ですので悩みは一度解決したら終わりではなく、「常に大きな悩みは抱えておらず、心の平穏が保たれている状態」を作る必要があるのです。
大きな悩みがなくなって次のステップに進んだとしても、常に自分は何に悩んでいるのかを確認しておく必要があるでしょう。
そうやって日々の変化を感じながら、自分自身のことを感じて気にかけておくことが幸せな人生の継続につながっていくのです。
悩みを解決するために必要なこと
- 悩みを細分化する(どうして悩んでいるのかの本質を解読すること)
- 具体的な改善策を考え行動してみる。
- 心の問題なのか、現実の問題なのかを理解する。
- 行動で解決出来る悩みと受け入れることで解決する悩みを理解する。
※健康でない場合は最優先に改善していく
STEP2 自分を正しく理解すること
第二のステップとして「自分を正しく理解すること」が必要になってきます。
悩みというのは自然に生まれてきますが、自分を理解するというのは意識的に行なっていないとなかなか気付くことが困難です。
そして悩みがなくなったとしても、未来のことや「自分がこれからどうしていけば良いのか」という問題、「選択を迫られる出来事」が起きた時には、「自分自身のことを正しく理解しておく」ことがとても重要になってきます。
今後の自分の人生のあり方について考える時には必ずと言って良いほど自分のことを理解しておく必要があるのです。
自分自身の事を正しく理解するためには、「じっくりと自分の心と対話する」という時間が必要なので、このステップは時間をかけてゆっくりと進めていく必要があるでしょう。
正しく理解を出来た時には、
- 選択を迫られた時に自分にとって答えを出すことが出来る
- 後悔の少ない人生を歩むことが出来る
- 未来のことで悩むことが少なくなる
- 自分がするべきことやしたいことで悩まなくなる
- 生きる意味や人生の目的を正しく示して進んでいくことが出来る
という自分の人生を前に進めていく力を手に入れることが出来るでしょう。
「自分の人生のあり方」を正しく作っていくことが出来るので、自分を正しく理解するというのはとても重要なステップなのです。
自分を正しく理解するために必要なこと
- 自分が好きなこと、嫌いなこと、したいこと、したくないことを知り、その理由を理解すること
- なりたい自分の姿を理解し、現状の自分との違いを理解すること(現状満足している部分と、不満に思っている部分を理解する)
- 何を求めているのかを理解する(好きなものややっていることの本当の目的を知り、本当に求めているものを理解する)
- 本当に求めているものを理解した上で、自分にとってやるべきことを考えて行動してみる。
STEP3 愛と生きる意味を持つこと(自分にとって大切なものを守る)
3つ目のステップは「愛と生きる意味を持つ」ことです。
これは「自分の人生においてとても大切なものは何なのか」を理解するステップでもあります。
欲しいものや求めているものはたくさんあると思います。
仕事で出世したい、恋人と別れたくない、お金がもっと欲しい、今の友達と離れたくないなど、色々あると思います。
しかしここで言うところの大切なものというのは、「人生を懸けてでも守っていきたいもの」であり、「何が何でも手に入れたいもの」のことを言います。
具体的な例で言えば、
- 家族は何よりも大切で守っていきたいもの
- 今の仕事は人生を賭けて守り抜いていきたい
- 芸術は一生を賭けてでも完成させたい
- ボランティアや仕事の中で、子供達の笑顔を守っていきたい
などです。
これが私の生まれた意味であり、自分の人生を注いでいきたいと思えるものです。
それは自分にとっての居場所であったり、家族や恋人のような人であったり、芸術などのやるべきことであったり、自分の想いやプライドのような生き様であることもあります。
それは人それぞれですし形も様々です。
考え方としては、
「一生守り抜いていきたいもの」ということです。
愛や生きる意味というのは、一度手に入れたものを守り抜きたいとか失いたくないという感情です。
ですから、自分にとって本当に大切なものを見つけられていない場合は探す必要があるでしょう。
手に入れたとしても見失ってしまう可能性もありますので、その点は注意が必要なものでもあります。
自分の人生において大切なものを持つというのは、失ってしまうのではないかと思うような不安や心配などの悩みに繋がってしまうことはあります。
しかし、大切なものを守り抜きたいと思う気持ちは自分の人生の生きる意味であり、大きなエネルギーと活力が湧きます。
「自分の人生を何に注ぐのか」を決めることこそ、自分の人生そのものです。
「大切なものがない」というのは、どうしても生きる意味を見失ってしまうことにも繋がります。
ぜひ、愛と生きる意味を見つけ、それを守り抜いてください。
それがあなたの人生を更なる幸福へと導いてくれるでしょう。
愛と生きる意味を持つために必要なこと
- 今の現状で守っていきたい人がいるのかを理解する。
- 自分にとって心地の良い居場所があるのかを理解する。
- 心から好きだと思えることがあるのかを理解する。
- それによって自分自身を愛せるのかを理解する。
※それらがない場合は、見つけるために好きなことからやってみる。
STEP 4 自己実現をすること
最後のステップは「自己実現をすること」です。
これは悩みというよりも、更なる自己の成長であり本当にしたいことをするという欲に近いものでもあります。
欲と言っても勘違いしないで欲しいのは、一般的に言われている欲とは似て非なるものです。
一般的な欲というのは、
- もっとかっこよくなってモテたい
- 大金持ちになって遊びたい
- 良い車と大きな家が欲しい
- 地位や名誉が欲しい
- たくさんの人に賞賛されたい
というものです。
これらはいくら手に入れたとしても自己実現にはなりません。
なぜならこれらをいくら手に入れようと幸福になるわけではないからです。
本当の欲であり自己実現というのはこういった自分ではない外部的なものではなく、
「自分自身がどうありたいか、どんな存在になりたいのか」という内部的であり自分自身のあり方で決まります。
「モテる」や「大金持ち」、「地位や名誉」というのは、自分自身ではどうにもならない他人の問題です。
たとえ手に入れたとしても自分自身のあり方とは関係がありませんし、失ってしまうものです。
しかし本当の自己実現というのは、「自分の人生のあり方」なので失うことはありませんし、自分次第でどうにでも変えていくことが出来ます。
自己実現というのは自己の実現であって、「自分が何を持っているのか」を実現するわけではないのです。
簡単に言えば、「理想の自分の姿になること」です。
どんな生き方をしてどんな言葉を使っていて、どんな想いや考え方で生きているのかをイメージして、それを現実化していくことが自己実現なのです。
自己実現というのは成長と共に目標やイメージが変化していくものでもあり、終わりがないものでもあります。
常に前に進んでいき、成長していくことが出来ます。
1〜3のステップをしっかりとクリアして、最後に自己実現を目標にして更なる進化をしていくことで、本当の幸せな人生を手に入れることが出来るのです。
自己実現に関しては、自己実現が完成したら本当の幸せになるのではなく、「自己実現を目指して日々成長していく」ことで幸せを手に入れることが出来ます。
自己実現の過程の状態でも素晴らしい状態なのです。
達成しても次の目標を設定し、さらに成長していく・・・。
そうやって自己実現を繰り返していくことで「幸せな人生を継続していく」ことが出来るのです。
自己実現をするために必要なこと
- 理想の自分のイメージを作っていく。
- その理想の自分に近づいていくための毎日を作っていく。
- 目的を見失わずに常に目標を第一に考えて行動する。
- 自分が良いと思うものではなく、目的に近づいていくための行動をする。
終わりに(人生は目的がない終わりなき旅路)
幸せな人生というのは終わりがありませんし、常に前に進んでいっている状態こそが幸せな状態です。
悩みは生きている限りなくなる事はありませんし、自己実現も達成してしまって更なる成長を辞めてしまったらすぐに幸せな状態を維持することは出来ません。
人間というのは必ず飽きがきます。
それはどんなに大きな悩みを抱えていなくても、現状で止まってしまったら飽きてしまって結果的にまた悩んでしまうことになります。
ですから変化と成長をして、常に自己の理解を深めて、自己実現をし続ける必要があるのです。
「飽き」というのは人生においてとても不幸なことでもあります。
飽きによって生きる意味を失ってしまうこともあります。
ですから人は死ぬまで前を向いて、成長していくことが必要なのです。
そうやって前を向いて、自問自答をして、ゆっくりでも進んでいくことが出来れば幸せな人生を保っていくことが出来ます。
幸せな人生というのは手に入れて終わりではありません。それを続けていく必要があるのです。
人生というのは死ぬことがゴールの旅です。
そしてその旅には、目的も目標も地図もコンパスもありません。
全ては自由なのです。
自由だからこそ何をして良いのか分からなくなってしまいますが、それは自分で決めて作っていくのです。
死ぬまでの旅をどうやって過ごしていくのかを決めるのが人生というものです。
だからこそ目的がなく、どうやってその旅を過ごしていくのかが人生の醍醐味なのです。
ですから目的ばかりに気を取られてはいけません。
旅の途中の寄り道や人との出会い、辛いことや苦しいことも楽しんでいくことが大切なのです。
旅というのはその過程の楽しみ方が重要であって、旅(死)を終わらせることが目的ではありません。
だからこそ人生も目的を達成することではなく、その過程を楽しむことが重要なのです。
人生はそうやって楽しみながら前に進んでいき、次にどんなことが起きるのかをワクワクしながら楽しむことで幸せになっていくのです。
人生は幸せになることが目的ではありません。
幸せを求めて常に今という時間を過ごすことが最も幸せな時間なのです。
だからこそ今を楽しみましょう。
それが人生という旅において最も幸せになる方法なのです。